tracert

tracertは、対象のホストまたはIPアドレスに至るまでの、ネットワーク経路情報を表示するコマンド。
対象までのネットワーク経路上に存在するルータ(ゲートウェイ)が、どのような位置や順番で存在するかをリスト表示してくれる。ping同様、ICMPのechoパケットを送信してチェックを行う。

C:¥> tracert [-オプション][ホスト名 or IPアドレス]

option

-d IPアドレス指定して実行時に、DNSホスト名へ名前解決をしない。
-h <最大ホップ数> TTL値を指定。指定した値しかルータをホップしない。
-j <ホストリスト> 経由するゲートウェイのIPアドレスを最大9個まで指定。ただし指定されていないゲートウェイも経由可能。
-w <タイムアウト> 各応答に対するタイムアウト時間をミリ秒単位で指定。

example of use

C:¥> tracert 200.x.x.x

targethost.com [200.x.x.x] へのルートをトレースしています
経由するホップ数は最大 30 です:

  1     3 ms     2 ms     2 ms  gateway [192.168.1.1]
  2    49 ms    49 ms    43 ms  router.jp [195.x.x.x]
  3   118 ms   119 ms   103 ms  targethost.com [200.x.x.x]

トレースを完了しました。

対象「200.x.x.x」までの経路情報の表示例。