gzip

gzipは、.gz形式でファイルを圧縮(展開)をする。圧縮されたファイルは「ファイル名.gz」となる。

アーカイブと圧縮の違いについて、「アーカイブ」は、複数のファイルやディレクトリをまとめて1つのファイルにする。一方「圧縮」は、ファイルのサイズを小さくして1つにまとめることを言います。
Linuxでは、アーカイブの代表的なコマンドはtar、圧縮の代表的なコマンドはgzipになります。

[user@centos7 ~]$ gzip オプション ファイル名

option

c 圧縮結果を標準出力
d 圧縮されたファイル(.gz)を展開する
f ファイルが存在する場合、強制的に上書きする
l 圧縮済みのファイル情報リスト(サイズ、圧縮率、ファイル名)を表示
n 元のファイル名やタイムスタンプは保持せず圧縮をする
v 圧縮結果を表示
r 指定したディレクトリ内の全ファイルを圧縮する

example of use

[user@centos7 ~]$ gzip -v text1.txt
text1.txt:       70.7% -- replaced with text1.txt.gz

「text1.txt」ファイルを圧縮して結果を表示。
「text1.txt.gz」という圧縮ファイルを作成する。


[user@centos7 ~]$ gzip -l text1.txt.gz
         compressed        uncompressed  ratio uncompressed_name
                192                 560  70.7% text1.txt

圧縮ファイル「text1.txt.gz」のファイル内情報を確認。

[user@centos7 ~]$ gzip -d text1.txt.gz
[user@centos7 ~]$ ls
text1.txt

圧縮ファイル「text1.txt.gz」を展開する